2023.01.31

不動産投資がインフレに強いとされる三つの理由


良い立地の不動産は暴落のリスクが低く、インフレにも強い資産と言えるでしょう。
この記事では、不動産投資とインフレの関連性について説明します。


■インフレとは


インフレーション、通常はインフレと呼ばれるものは、物価の上昇とそれに伴う通貨価値の低下を指します。
一方、デフレーション(一般にデフレと短縮される)は、物価が下がり、結果として通貨の価値が相対的に上がることを指します。


■インフレはなぜ起こる?


・モノやサービスの需要が供給を上回る
・原材料コストの上昇
・貨幣供給量の増加
・賃金の上昇 など


商品やサービスに対する需要が増えたり、供給が減ったりすると、需要と供給のバランスが崩れてインフレが起こると言われています。
さらに、経済成長率を超える速さで通貨の供給量が増えることも、インフレを引き起こす原因の一つとされています。

■インフレに強い投資商品


・金などの貴金属
・株式
・外貨
・不動産 \オススメ/


実物資産はインフレの影響を比較的受けにくいため、金を含む貴金属がインフレ時に人気を集めることが多いです。
物価上昇が企業の業績向上につながる場合もあり、インフレに強い株式を保有することで資産を増やせる可能性があります。
また、インフレによって円安が進むことが多く、その結果、米ドルやユーロなどの外貨への関心が高まります。
とくに不動産投資は、価値が下がりにくいだけでなく、投資期間中は入居者から家賃収入を受け取れるので、不労所得としての効果もあります。



■不動産投資がインフレ対策とされる三つの理由


・資産価値が下がりにくい
・家賃が上昇しやすい
・投資用ローンが目減りする


【資産価値が下がりにくい】

不動産のような現物資産は、インフレが発生しても価値が減少しにくいという特徴を持っています。

実際の物体として存在し、本来の価値を有するため、経済の変動にも比較的強いとされています。
インフレ時でも、不動産の価値が急激に下落することは稀です。


【家賃が上昇しやすい】

不動産投資における主な収入源は「家賃収入」と「売却益」です。多くの投資家は家賃収入を得るために長期にわたって運用します。
例えば、ワンルームマンションを1室運用して月額家賃が8万円の場合、年間で96万円の収入が得られます。
インフレによって家賃が月額9万円に上がった場合、年間収入は108万円になり、インフレ前と比べて12万円の増収が見込まれます。

一般的に、消費者物価指数が上昇すると、家賃も徐々に上がる傾向にあります。
管理費などのコストが上がる可能性もありますが、家賃収入の増加がそれを上回ることが期待されます。
インフレによって物価が上がり、生活が困難になったり、家計に圧力がかかったりする状況でも、不動産投資からの家賃収入が増えれば、家計の負担を軽減することができます。


【投資用ローンが目減りする】

インフレが進行すると、通貨の価値が相対的に下がるため、投資用ローンの実質価値も減少します。例えば、投資用ローンで3000万円を借りた場合、インフレによって物価が上昇し家賃収入が増えれば、以前に比べて返済がしやすくなることがあります。



■まとめ


不動産投資は、金銭的なリターンだけでなく、他のメリットも提供する投資の選択肢です。インフレ対策としても選ばれることがあります。しかし、多くのメリットがある一方で、リスクも存在することを忘れてはなりません。不動産投資を行う際には、適切な物件の選定によってリスクを軽減することができます。


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