2023.02.05

【大阪】大阪駅のうめきた地下ホームは、今年3月に拡張開業し、顔認証改札機が設置


JR大阪駅周辺の大規模再開発プロジェクトの中心施設が、2023年3月18日に先行して開業しました。
JR西日本は大阪駅を拡張し、「大阪駅(うめきたエリア)」に新たな改札口「うめきた地下口」を設けました。
また、駅の西側に「西口」を新設し、うめきた地下口と西口を改札内の地下連絡通路で接続しました。



※提供:JR西日本「「大阪駅(うめきたエリア)」に新しい改札口「うめきた地下口」」



※提供:JR西日本「大阪駅西側エリアに新設される西口のイメージ」



※提供:JR西日本「大阪駅と改札内の地下連絡通路」


西口が完成し、うめきた地下口と接続されると、大阪駅の西側エリアの利便性が格段に向上します。
2024年には、西口に直結する39階建ての超高層ビル「梅田3丁目計画(仮称)」が完成し、このエリアはさらに活気に満ちることでしょう。



■大阪駅から関空や南紀に直行


これまで、関空特急「はるか」や和歌山方面行きの特急「くろしお」は新大阪を出発後、梅田貨物線を通り、大阪駅を素通りして大阪環状線に合流していました。
このルートを地下化し、大阪駅に新しい地下ホームを設置することで、利便性は大幅に向上するでしょう。


「おおさか東線」が新大阪駅から大阪駅まで乗り入れを開始し、大阪駅を中心とした交通アクセスが向上します。
これにより、駅構内や周辺の商業施設に人の流れが増加することが予想されます。

■新しい改札機の実証実験を開始


新しい地下ホームの設置により、大阪駅の混雑が増加することが予想されるため、JR西日本は今年3月からうめきたエリアで新型改札機の実証実験を開始する予定です。

この新型改札機は、従来のICカード改札機とは異なり、空港のセキュリティゲートのような顔認証システムを採用しています。
最初の試験運用は、大阪駅のうめきた地下口と新大阪駅の東口間で行われます。
顔認証改札機は、事前に登録された顔画像を使用して本人確認を行い、ゲートのない改札をスムーズに通過できるように設計されています。



※提供:JR西日本「うめきた地下口で顔認証改札機の実証実験を開始」



※提供:JR西日本「大阪駅のうめきた地下口と新大阪駅の東口の間で、顔認証改札機の試行を始める」



■大阪駅周辺の人の流れが大きく変わる


2031年には、大阪駅(うめきたエリア)を起点に、大阪中心部を南北に結ぶ「なにわ筋線」が開業予定です。
様々な車両が停車する地下ホームには、将来を見据えた世界初のフルスクリーンホームドアが導入されており、利用者が迷うことなく乗車できるように配慮されています。



※提供:JR西日本「大阪中心部の路線図」



※提供:JR西日本「世界初のフルスクリーンホームドア」


JR西日本は、新しいテクノロジーを取り入れた「未来駅」として大阪駅(うめきたエリア)を位置づけています。
2025年の大阪・関西万博に向けて、顔認証改札機やフルスクリーンホームドアの普及が見込まれています。


これに伴い、大阪駅周辺は大きく変貌し、人々の流れも大きく変わることでしょう。

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