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2023.03.16
大阪メトロは『ウォークスルー型顔認証改札機』により"近未来"をリード
先日はうめきた新駅の記事で新しい改札機を紹介しましたが、新たな情報が発表されたため、それについてもご紹介します。
(関連記事:【大阪】今年3月に拡大開業する大阪駅、特急が経由するうめきた地下ホームに顔認証改札機)
■大阪メトロで2024年度末までに全駅に導入予定
高見沢サイバネティックスとパナソニック コネクトの2社は、『ウォークスルー型の新型顔認証改札機』を開発し、2024年度末までに大阪メトロの全駅への導入を計画していると発表しました。
これらの企業は、大阪メトロの「eMETRO」都市型MaaS構想の一環として、2019年から顔認証を活用した次世代改札機の実証実験に参加。大国町駅などの駅でOsaka Metro社員や車椅子ユーザーを対象に実証実験を行ってきました。
実験から得られたデータと知見に基づき、改良を加え、2025年の大阪・関西万博に向けて、この『ウォークスルー型顔認証改札機』が採用される運びとなりました。
■新型顔認証改札機の概要
利用者は、Osaka MetroのMaaSアプリ「eMETROアプリ」を事前に使用して自分の顔画像を登録し、乗車券と個人情報を紐付けることで、カードなどの媒体なしに改札をスムーズに通過できるようになります。
改札機は、顔照合を通じて利用者と乗車券情報を特定し、通過時にこれらの情報を上位サーバーに送信することで、利用者の通行権利を判定し応答する機能を有しています。
デザインにおいては、入場側と出場側の非対称なデザインを採用することで、利用者に「迎え入れる」「送り出す」というおもてなしの演出を提供しています。
さらに、顔認証の精度向上のために照明付きのアーチを設置し、扉部分には透明なクリスタル風の素材を使用し、通路案内のためのイルミネーションを採用しており、機能性だけでなく近未来的なデザインも意識した構造になっているようです。
■今後のスケジュール
大阪メトロは、2025年に開催予定の日本国際博覧会(大阪・関西万博)に合わせて、新しいシステムの導入を進めています。
具体的な使用方法やサービス開始のスケジュールについては、後日公表されることになっています。

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