2023.04.03

タワーマンションが不動産投資に適さない3つの主な理由


最近、賃貸用タワーマンションの供給が増加しているとされています。
それに伴い、タワーマンションへの投資に関心を持つ人も増えているようです。

しかし、結論からお伝えすると、投資初心者にタワマン投資はおすすめできません。
タワーマンションへの投資は、ハイリスクハイリターンな手法であり、通常の不動産投資の方法で行うと、失敗する可能性が非常に高まります。

この記事では、タワーマンションが不動産投資に適さない理由と、推奨される不動産投資についてまとめました。


■そもそもタワーマンションとは?


タワマンという用語は広く知られていますが、どのような建物がタワマンと呼ばれるのかは多くの人にとって不明確です。
実際、タワマンという呼称に対する具体的な定義は存在していません。
しかし、一般的には20階以上、高さが60mを超える超高層マンションを指すケースが大半です。


また、共用部の設備やサービスが充実していることも、特徴の一つです。パーティールーム、キッズルーム、ジムなどの共用施設を提供している物件が多くあります。



■タワーマンションが不動産投資に向かない理由とは


ここで、タワーマンションが不動産投資信託に適さないとされる3つの理由を挙げてみます。


・家賃が高いため空室リスクがある
・ランニングコストが高い
・利回りが低い


それぞれ、見ていきましょう。



1.「家賃が高いため空室リスクがある」

タワーマンションは投資目的よりも居住用としての方が適していると言えるでしょう。
高額な賃料設定のため、一旦空室になると新しい入居者を見つけるのが難しい傾向にあります。


そのため、新築時には需要が高く入居者が容易に見つかることが多いですが、退去後にはすぐに新しい入居者が見つかるとは限らないのです。予想外に収益が得られず、赤字に陥るケースも少なくありません。



2.「ランニングコストが高い」

タワーマンションは初期投資だけでなく、メンテナンス費用もかさむことが多いです。
これは共用施設が充実しており、管理費や維持費などのランニングコストが一般のマンションよりも高くなる傾向があるためで、相場は通常の1.5倍と言われています。

また、10年から15年ごとの大規模修繕には、多額の資金が必要になるでしょう。
そのため、タワーマンションはランニングコストが高く、最初に期待した利回りを得られないリスクがあります。


3.「利回りが低い」

取得時に初期コストがかかること、管理費や修繕積立金などのランニングコストが高い傾向にあることを考慮すると、銀行ローンの返済やその他の費用を含めた場合、期待するようなインカムゲインを実現するのは困難かもしれません。

したがって、インカムゲインよりも、売却時のキャピタルゲインを重視する方が賢明だと言えるでしょう。


■おすすめの不動産投資はワンルームマンション投資


ワンルームマンション投資は、マンションの一室を購入し、それを他者に賃貸することで家賃収入を得る投資戦略です。

ワンルームマンション投資のメリットには以下の点があります。


・比較的少額の資金で始められる
・安定した家賃収入が見込める
・生命保険金の代わりとなる


ワンルームマンション投資の特徴は、一棟丸ごとの購入に比べて安価で始めることができる点です。ワンルームマンションの購入には不動産投資ローンを利用できるため、大きな初期投資がなくても、ある程度の資金があれば投資を開始することが可能です。


さらに、不動産投資において物件を購入する際には、通常「団体信用生命保険」への加入が必須となります。これは、住宅ローン返済中に何らかの理由で支払いが困難になった場合、保険金によって住宅ローンの残高が支払われる仕組みです。
【関連記事:不動産投資の団体信用生命保険とは?仕組みやメリット


家庭の大黒柱に何か起こると、家族の経済状態は劇的に変わります。その時、住宅ローンの返済が困難になり、返済不可能に陥ることはもちろん、家族が住む家を失う可能性もあります。
このような状況を防ぐためには、団体信用生命保険がリスクヘッジとして重要な役割を担っています。


ワンルームマンション投資については、以下の記事でも詳しく触れているので良ければ参考にしてくださいね。
【関連記事:初心者にはワンルーム投資マンションがおすすめ

このコラムを読まれた方へのお得な情報!

お問い合わせ・資料請求

マンション経営に関するお問い合わせ・
各物件への資料請求はこちら