2023.06.17

大阪の再開発はまだまだ止まらない!開発計画の全容を紹介


大阪では現在、多くの開発計画が進行中で、その全貌を把握するのは困難です。主要な開発計画を一覧にまとめましたので、ご覧ください。



【大阪の開発計画1:万博と統合型リゾート(IR)が大阪の将来を形作る】



最近、統合型リゾート(IR)の設置が決まり、万博と合わせて1兆円以上の投資が行われるとされています。


■2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)

万博会場は、大阪湾に浮かぶ人工島、夢洲で開催されます。広さ155ヘクタールの敷地には、166の国々が出展する予定です。
会場の整備には1,250億円、交通網を含む周辺施設の整備には730億円が投じられる見込みです。



■大阪IRの誘致

大阪は、全国で3ヶ所に選定される統合型リゾート(IR)の有力な候補地となっており、大阪府・市と民間企業が協力して誘致活動を進めています。
誘致予定地は、大阪・関西万博の会場となる夢洲です。

国際会議場、展示場、宿泊施設を含む一体型の「オールインワンMICE拠点」を整備し、国際的な魅力を高めることを目指しています。
投資規模は9300億円、年間利用者数は1500万人、年間売上は4800億円を見込んでいます。



【大阪の開発計画2では、交通網の整備により利便性が向上します。】



大阪・関西万博の決定を受けて、各交通路線の整備計画が加速しました。
交通の利便性向上により、訪日外国人観光客や国内旅行者の集客力がさらに増す見込みです。


■大阪メトロ中央線の延伸計画

大阪メトロ中央線は、大阪市周辺の交通網において中心的な役割を果たしています。
他の大阪メトロ路線と接続し、さらにJR大阪環状線やおおさか東線とも連携して運行されています。

現在、大阪メトロ中央線の東側の終点はコスモスクエア駅で、これは咲洲に位置しています。
咲洲は、夢洲に隣接する人工島で、万博会場が計画されている場所です。

この終点を夢洲まで延伸する計画があり、万博や統合型リゾート(IR)を訪れる人々の利便性を高めることを目的としています。
延伸工事の完成は2024年度を予定しており、これによりアクセスが向上することが期待されています。



■京阪中之島線の延伸計画

京阪中之島線は、京阪本線から分岐し、天満橋駅から中之島駅までの約3キロメートルを結ぶ路線です。
この路線を九条駅まで延伸し、大阪メトロ中央線と接続することにより、京都方面と夢洲を結ぶ新たなルートが形成されます。
京阪ホールディングスは、万博開催に間に合わせるためにこの延伸計画を実現したいとしています。




■近鉄奈良線の直通特急計画

大阪メトロ中央線の夢洲延伸計画に伴い、近畿日本鉄道は奈良・名古屋と夢洲を直結する特急列車の導入を検討しています。
この路線は大阪メトロ中央線を通るもので、中央線との設備の違いが課題となっていますが、新型車両の開発は順調に進行しています。



■大阪モノレール延伸の事業決定

大阪モノレールは、大阪空港駅-彩都西駅・門真市駅を結ぶ路線です。
さらに門真市駅から東大阪市までの8.9キロメートルを延伸する事業が、2019円3月に国土交通省に許可されています。


延伸ルートには、門真南・松生町・鴻池新田・荒本・瓜生堂の5駅を新設予定(駅名は仮称)で、開業は2029年を目指しています。



■JR・南海電鉄 鉄道新線「なにわ筋線」の事業決定

国土交通省は2019年7月、鉄道新線「なにわ筋線」の事業を許可しました。


大阪駅に隣接する新ホーム駅とJR難波駅・南海電鉄の新今宮駅を結ぶ約7.2キロメートルを2031年春から運行する予定です。
これにより、大阪駅近くの梅田エリアと関西空港のアクセスが向上します。



■阪急2路線の新線計画

阪急は、なにわ筋線(2031年開通予定)-阪急十三駅を結ぶ「なにわ筋連絡線」、十三駅-新大阪駅を結ぶ「新大阪連絡線」の新線計画に前向きな姿勢を見せています。
実現すれば、新大阪駅から関西国際空港までを結ぶ交通の利便性が高まります。



【大阪の開発計画3:大阪の都市機能を向上させるエリア開発】



大阪では「大阪7大再生プロジェクト」と呼ばれる再開発が進んでいます。


大阪駅周辺エリア:緑あふれる憩いに満ちた快適な都市空間
中之島エリア:文化・芸術・学術・国際交流の中心拠点を構築
御堂筋エリア:24時間稼働する多機能エリアへ進化
難波エリア:観光客がより安心でき楽しめる街づくり
大阪城公園エリア:世界的な歴史観光拠点を目指す
天王寺・阿倍野エリア:緑あふれる文化観光拠点へ
臨海部エリア:IRの誘致とともにクルーズ客船の母港化


開発計画は断片的に見えるかもしれませんが、ほとんどが万博とIRの会場である夢洲に直接的または間接的に関連しています。2020年以降、これらのプロジェクトが具体化し、大阪の活気が増すと予想されます。。

このコラムを読まれた方へのお得な情報!

お問い合わせ・資料請求

マンション経営に関するお問い合わせ・
各物件への資料請求はこちら